ちった図書室 ~Bibliothèque de Cittagazze~

手当たり次第に読んだ本を手当たり次第に記していこうという、意気込みだけは凄い図書室。目指すは本のソムリエです。

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『ちいさなちいさな王様』

“僕”の前に現れた、人差し指サイズの王様。
名前は十二月王二世。
好物はクマの形をしたグミキャンディ。
生まれた時から、どんどん小さくなっていくという。

“僕”は普通のサラリーマンで、子供じゃない。
不思議な出会いは子供の特権だと思っていたから少し意外だった。

でも、きっと子供には見えなくてもいいんだと思う。
子供に足りていて大人に足りないモノを、王様は持っているのだから。


「僕も、きみみたいだったらな、と思うよ」
「おれみたいにはなれないさ。だが昔はおまえもこうだったのだよ。おまえが小さかったころは、ってことだよ」



王様は“僕”に説教めいたことを言うけれど、それは王様自身への問いかけでもある。

王様と“僕”は、お互いが丁度良い大きさになった時に出会ったのではないかと思う。
だとすると、誰にだって出会う「王様」や「女王様」がいるのかもしれない。

丁度良い時に。





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