ちった図書室 ~Bibliothèque de Cittagazze~

手当たり次第に読んだ本を手当たり次第に記していこうという、意気込みだけは凄い図書室。目指すは本のソムリエです。

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『東京喰種 トーキョーグール』 8巻~14巻(完結)

7巻で、生死をかけてグールに目覚めたカネキ。
それは決して望んだものではない。
「自分という生き物としての弱さ」を痛切に受け止め「生き延びる為」の結果だった。

身体も思考も自他共に認める「グール・カネキ」のあまりにも哀れな誕生だ。

8巻からは自立したグールとしての物語になる。
『東京喰種』7巻まで をビフォア・カネキと区切ってみた所以である。

自立したアフター・カネキは様々なことに覚醒する。
身体がグールになって以来、いや、人間として生活していた頃の環境も含めて、引きちぎられそうに伸びたバネが一気に弾けたような感じだ。

他に頼っていた心のバネを、自在に操れるようになったカネキは一見無敵だ。
だが、危うい。
「仲間を想う優しさ」と「人間に対する思い」がバネの両端になって、今度は自分で自分を苦しめている。
特に子供の頃から自分を支えてくれた親友、ヒデを裏切りたくない、危険に晒したくないという気持ちは一話から最終話まで貫かれている唯一のものといっていい。

守りたいものを両端に持ちながら闘う彼は、悲痛の一言。
文学青年らしく本から戦闘を覚えるやり方は、学習型サイボーグの様でアンバランス的な怖さがある。
少年漫画でいう「修行」とは対極にあるような気がするのだ。

カネキの敵は喰種対策局(CCG)ではなく、自分や仲間を痛めつけた「アオギリの樹」というグール集団。
三つ巴の争いになる格好だ。


喰種対策局(CCG)側の主人公は、呪われたといっても過言ではない出自の持ち主、亜門鋼太郎。
一言で表すなら実直。
もう一つ加えるなら、苦労性。
とにかくバカがつくほど真面目なのだ。

後半で、恩人の娘アキラが入局し部下になる。
恩人の方も忘れがたいキャラだったが、アキラくんもぶっ飛んだキャラクターだ。
コミックス収録のオマケマンガが楽しい。

カネキと亜門は「対話」を望む唯一の関係だが、周囲と時間がそれを許してはくれない。

迫る大規模な「グール掃討作戦」。
物語は、人間・金木研、そしてグール・カネキの終わりの始まりに向かって突き進む。


続編『東京喰種 トーキョーグール:re』が「週刊ヤングジャンプ」で連載中だ。
ドキドキしつつ、コミックスが5巻ぐらいまで発売されたら読み始めようと思う。
だって、またメダパニるもの……。

好きなキャラクターは前述の亜門さんとアキラくんコンビ。
夫婦漫才のようでカワイイ。
「あんていく」のトーカちゃんは頑張り屋さんで応援したくなる。
言葉遣いが悪いのが玉に瑕だが、カネキと打ち解けてからはヒロインらしく乙女。
あと、イリミさん。好きだなぁ。
ヨモさん、ウタさん、イトリちゃんが次回作ではどうなっているかも気になる。
ドルチェ・ツキヤマはどうしたのかなぁ。後半の程よいキモさが好きだ。
コミックスのオマケマンガでも好感度あげてると思う。


色々気になるけれど、まだ2巻までしか発売されてないから読まないの。
だってやっぱりメダパニるもの……。


【公式】東京喰種 トーキョーグール ―解体真報―
 こちらで試し読みと壁紙が配信されております。
 リゼさんが美しくて好きなんだけど、怖くて壁紙にする勇気はない。





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