ちった図書室 ~Bibliothèque de Cittagazze~

手当たり次第に読んだ本を手当たり次第に記していこうという、意気込みだけは凄い図書室。目指すは本のソムリエです。

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『東京喰種 トーキョーグール』 1巻~7巻

久々にハマったマンガ。
なかなか骨太だ。

ビフォア・カネキとアフター・カネキ。
主人公であるカネキくんの生き方が大きく変わる7巻で、一度区切ってみようと思う。


架空の東京では「グール」という「人喰い」の亜人種が存在していた。
密かに生きる者、大っぴらに喰い荒らす者、人間を捕食する彼らは人間と同じくそれぞれの生き方をしている。
人間もただ喰われているわけではない。
喰種対策局(CCG)を置き日夜グールと対峙していた。

ただ、「喰われるまでわからない」わけだから、一般人にとっては「オカルト」の一種のようなもの。
序盤は割と、のほほんとした印象を受ける。


読書好きの大学生、金木研は平凡な生活から強制的にグールの仲間入りをすることになる。
彼を襲ったグール、リゼから逃れた代わりに、その臓器を移植されてしまったのだ。

以来、味覚はガラリと変わり「人肉」以外受け付けなくなる。
半グールとなった彼の思考は人間。
身体はグール。

以前から常連だった喫茶店「あんていく」がグールの営む店であることを知ったカネキは、そこに身を寄せるようになるが……。


とにかく、カネキ君の人の好さに、読んでいてハラハラする。
あなた騙されすぎよっ!
ダメよ~ダメダメっ!

でも頭のなかが人間なので、思考がグールのそれに追い付かないのだろう。
ガラリと変わった世界の中で殺されない様に、喰われない様に、そして、人間を喰わない様に必死なのだ。
グールと闘う為とはいえ、捜査官が使う武器も、なかなかどうしてえげつない。


作中である人物(人間)が
「たまたま人間に生まれただけでキレイに生きている」
という内容のセリフを言うが、果たしてそうだろうかと思わずにいられなかった。

スーパーで肉を買う時「美味しいよ!」などと書かれた動物のイラストに、なんともいえない気持ちになる。
しかし、現代っ子で都会育ちの私には自分で肉を調達することは不可能だ。
この気持ちは、グールになったカネキに少し似ていないだろうか……。

上記のセリフを受ける形で、「あんていく」のマスターは「だからグールは心を殺す」のだと言う。
なんだか、分かる気がする。

喰種対策局はグールは排斥するものであり、そこに「心の痛み」をかかえる者が存在する事を認めない。
在籍する多くがの捜査官が、大切な人をグールに殺められているからだ。
それも、分かる気がする。

マスターの言葉、
「人と喰種(グール)のどちらの世界にも居場所を持てる」
カネキは果たしてどんな役回りをすることになるのか。


それにしても、登場人物が多い……。
登場回数が多く、特徴が分かりやすいグールや捜査官以外が登場した時(特に名前だけの時)、「ええっと……、誰だっけ……」となってしまうのは私だけ?
それだけストーリーが深いんだけど、時折メダパニ状態に陥る私である。





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